築地と豊洲の間から

東京湾沿いから、趣味の読書と食べ物について書いてみます。

現代の帝王学

一般的な学校ではまず習わない学問、それが「帝王学」。

かなり圧力が強めなこの学問は一体なんぞや、ということから今回はこの本を選んでみました。

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一言でいうと、「権力の学問」であり、「エリートの学問」だとのこと。

中身も圧力がすごいし、かなり敷居が強め。

ただ読み進めていくうちに、この学問が権力を持った人ではなくても、エリートではなくても知っておくべき哲学に準じた思考であることがわかる。孔子安岡正篤ドラッガーなど古今東西の英雄や著名人のエピソードを絡めて、集団のトップに立つべき人間がどのような考えや思考をしていたのかがわかるのはとても興味深い。

 

この本は以下の3本柱から構成される。

①原理原則を教えてもらう師を持つこと

②直言してくれる側近をもつこと

③よき幕賓を持つこと

 

出会う人に恵まれよ、といったところでしょうか。

この3つをクリアするためには知識や金銭といったものより、付き合うべき人間の見極めやその本人が放つオーラともいうべきものに左右される。曖昧ながらかなり奥深く、これ!というべき答えもない。

学校の科目になったらテストが成り立たないだろう。

 

ベースとなっているものは安岡正篤の考えで、「胆識」が大事だと綴っている。知識だけでは意味がない。知識と精神的活動が結びつき見識になり、それを実践する判断力を持ったときに胆識になるという。

 

「つまらない本を100冊読むよりも、優れた本を100回読んだ方がはるかにためになる」「百冊の本を読むより百人の人間に会え」

書いたらきりがないくらいの格言が散りばめられていて、印をつけるときりがなくなるが、印がなくても覚えてるくらい、またそれが実際に行動に移せたときにこの本を読んだ意味が見出せるのだろう。

 

記憶力の悪い私は100回で済むだろうか…。