カリスマ投資家の教え

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この本は14年に出版された「リスクテイカーズ」という本の改訂版である。

10年前に起きたリーマンショック、直近ではトランプ大統領の誕生とめまぐるしい変化する経済状況のなかでウォール街で活躍する投資家はいったいどうゆう考えや哲学を持ち、投資を行なってきたのだろうかを探る内容になっている。ピックアップされているのは、新債権王の異名をもつジェフリーガンドラックやブリッジウォーター創業者のレイ・ダリオ、そしてあのウォーレン・バフェットと名だたる投資家たち。

ウォーレン・バフェットについては「スノーボール」でかつて読んだのでおいといて、今回はレイ・ダリオという人物の言葉に惹かれるものがあった。

 

アメリカ最大の投資ファンドであるブリッジウォーターアソシエイツの創業者、運用資産は約1600億ドル、今の日本円にしたら17兆円だろうか。もはや普通の電卓では0の数が表示されない。

投資先は世界の株式や債券、為替など幅広く手がけるが特徴は個別の企業に注文する方法ではなく、マクロの景気や金融政策をもとに投資先を決めている。

「経済は機械のように動く。それだけ理解できればいい。」経済はあるからくりがあるという。まるで機械のように規則正しく動いているという。それは今も昔も変わらず、「歴史から学ぶことにずっと忠実であろうとしてきた」という。

 

ブリッジウォーターにはバイブルがあり、そこにこのようなことが書かれている。

苦痛+反省=進歩

なぜ失敗したのかを学ぶことで投資家かとして成長できる。「私は過ちや問題を愛している」という。なんとポジティブな姿勢な…。

 

徹底した現実主義。ちょっとの妄想も抱かない。そんな姿勢は投資家じゃなくても、どんな人にでも共通する思想だ。どうもアメリカではこの考えに夢がないと批判する人もいるようだが、結局は目的に最短でたどり着く方法だったりする。

 

根本的な思考が確立されていれば一流の人は、きっとどの分野にいっても一流なんだろうなと考えさせられる内容であった。