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白州次郎 一流の条件

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写真の風格ある人物を知っている方は少ないのかもしれない。白洲次郎という昭和時代の実業家だ。1902年に神戸で生まれ、当時としてはかなり珍しくケンブリッジ大学に留学。帰国後は英字新聞会社などに勤務、戦前から戦後にかけては吉田茂の側近として日本国憲法の制定にも関わった。見た目の通りダンディな風貌と独自のプリンシプル(原則)を持った考え方は周囲の人たちを魅了した。戦後のGHQに支配された日本において従順ならざる日本人と言われた話は有名である。

もう亡くなって30年近くになるがその生き方には今も人々を魅了する。大学時代にある本で読んで依頼、私もその生き方に憧れた一人である。先日も一人で白洲次郎氏が住んでいた武相荘に行ってきた。なんとも言えないその雰囲気はきっとまだ生きていた頃のままなんだろうなと過去の日本を見ているようだった。

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20歳代なかば世代は仕事にも慣れ、転職や結婚など人生の転機を迎えることもある。そのターニングポイントは自分は本当は何をしたいのか、どんな人生にしたいのか考えさせられる。その問いには答えがなく、ましてや人から教えてもらえるものでもない。人によっては答えがたくさんあるかもしれないが、答えがない人もいる。

私も何がしたいのかという問いには答えを出せていない。ただひとつ言えるのは白州次郎のように自分なりのプリンシプルを持った人間になっていたいということ。迷ったときは白州氏が言った言葉を思い出すようにする。

「おまえ、自分ではどう思うんだ?」