築地と豊洲の間から

東京湾沿いから、趣味の読書と食べ物について書いてみます。

未必のマクベス

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本を選ぶときの基準は、本屋に行ってなるべく目立つように置いてある本を選ぶようにしている。それが一番良い本に会う確率が高いからだ。そして特に小説を選ぶ際にはこの手法を重んじるし、本屋によってどの本を強調させるかは全然違う。

 

六本木のブックファーストをたまたま通ったとき、目に入ったのがこの本。

やけにお店のPOPが目に入って気づいたらレジに並んでいた。

 

ICカードを販売する企業を舞台に、ちょっとした偶然から海外のグループ会社に出向になる。その会社は仕事をせずにお金だけが流れている半ばペーパーカンパニーにようなところであった。その会社の秘密を解いていくうちに、自分の高校時代の思い出が関係していることがわかっていく。

 

現実的には有り得なさそうな話ではあるが、もし仮に自分が主人公の立場であったときにどのような行動をとるだろうか。働いてるからこそ、ちょっとリアリティを感じてしまうこところがある。

 

昔から「女とお金には気をつけろ」と言われて育てられた。それは性格も変わるし、友人も無くしてしてしまう可能性があるからだ。まさにこの本は「女とお金には気をつけろ」を象徴したような内容であった。

途中から話が一気に飛躍する感じは、主人公の感情、性格を別人にしている。次の流れが気になりするぎて文庫600ページはすぐに読破できた。

 

好きな人のためには、尋常とは違う行動をとってしまうものだ。それが20年来の初恋の人の依頼だったら余計にそうなる。流石に犯罪まではいかないと思うが、みんな同じような経験があるのではと思う。

 

10年前の高校の記憶は徐々薄れているし、同じような立場になったとして初恋の人をここまで気にすることもないだろうと思うが、「もし」自分だったを考えさせられる小説は、とても良い本なんだと思う。

 

 

 

 

10%起業

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フレキシブルな働き方の多様化、副業OKになりつつある最近の風潮に「10%起業」という考えを提案するのがこの本。

 

今の仕事を生活の軸に置きながら、自分の時間と資金の10%を充て込み別の仕事のしてみるというもの。決してメインの仕事を蔑ろにせず、できることから始める。副業のための指南書のような内容。

少し前の起業のイメージは、今の仕事や生活を犠牲するようなハイリスクなことであった。一か八かな人生にするより、今の生活に新しい仕事を追加追加させるようなイメージであり、人生のポートフォリオ化を促す。

 

10%起業家には5種類に分けられる。

1エンジェル…個人投資家

2アドバイザリー…知識と経験を提供

3ファウンダー…新規事業立ち上げ

4マニア…経済的な目的とは別に、その対象が好き

5110%起業家…起業家がさらに起業をする

 

資金があれば1になれるし、知識があれば2になる。3は時間、資産、知識が必要であり、自分が持っている資金、時間、知識をどうやって使うかがこの10%起業のポイントになる。

その3つを最大限に利用する方法はないか、またそれらをどう組み合わせるか。

これに追加して人脈が大事である。

 

と、ざっくりこんな内容であった。

 

この本が与えてくれるのは具体的なアクション方法というより、今の仕事だけで満足せず、自分の未来の選択肢を増やすために自分の持っている価値を利用して他のこともしておけという考えをくれることだと思う。

これは決して個人に当てはまることでなく、企業内でも同じことが言える。今の事業をメインとしつつも、10%は新しいことに投資する。

 

まずは自分の時間と資金が何に使用されているか、強みである知識を何に活用できるか現状分析。制限なく、やりたいことを考えてワクワクして目標を考える。

あとはそれをどうしたら行動できるか動く。

 

ビジネス本の多くは考えは様々ある中で本質は似ているような気がする。

そしてメンタルを励ましてくれる内容が多いため、やる気を維持するに必要かなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プログラミング入門講座

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文系男子が最もとっつきにくい分野の一つ、それがプログラミング。

なにができるかは置いといて、イメージとしては英文と数式が黒画面でごちゃごちゃしているといったところがだろうか。確かにこれだけ見るととんでもなくとっつきにく。普通に過ごしていたら関わらない。

私もそんな一人だった。しかし、とあることがきっかけで興味を持つようになった。

私が普段働いてる水産業界というのはとにかく時代から取り残されている。築地市場が50年くらい前の姿そのものだが、仕事のやり方もほぼ同じくらい古い。マンパワーが全てといったところ。

FAXでしか確認できない発注書、ベタ打ちでしか機能していないPC…気合いが全ての業界に何か変革を与えることができないか。

そのときにこの本を読み、もしかしたらそれらを解決するのはプログラミングなんではないかと感じたのだ。

 

プログラミングの大きなメリットは5つあるという。

①新しい「考え方」を習得できる
②世の中の仕組みを理解する
③論理的思考力の向上
④問題解決力の向上
⑤アイデアを実際に形にできる

 

PCに強くなるだけではなく、論理的思考法がつくというのが売りらしい。

ただ一番大きいは「アイデアを実際に形にできる」ことだろう。

 

今は漠然と、効率が悪いとしか思えない業界に、何か画期的なアイデアを思いつくことができれば、もっといい仕事ができるんじゃないか。何かそんな淡い期待を頂いてしまう。

 

本書によると最近は教える教材が充実しており、小学生でもわかるらしい。

 

・hour of code

・lightbot

・scratch

・codemonkey

・swift playgrounds

これらがオススメの教材のようだ。

 

ここ最近は、何かとAIとか機械学習とか新しい技術が発展してるように思うが、すべてのスタートはプログラミングである。英文と数式に負けずに果敢に挑むことが、これからの時代を生きていく力になるんではないだろうか。

 

現代の帝王学

一般的な学校ではまず習わない学問、それが「帝王学」。

かなり圧力が強めなこの学問は一体なんぞや、ということから今回はこの本を選んでみました。

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一言でいうと、「権力の学問」であり、「エリートの学問」だとのこと。

中身も圧力がすごいし、かなり敷居が強め。

ただ読み進めていくうちに、この学問が権力を持った人ではなくても、エリートではなくても知っておくべき哲学に準じた思考であることがわかる。孔子安岡正篤ドラッガーなど古今東西の英雄や著名人のエピソードを絡めて、集団のトップに立つべき人間がどのような考えや思考をしていたのかがわかるのはとても興味深い。

 

この本は以下の3本柱から構成される。

①原理原則を教えてもらう師を持つこと

②直言してくれる側近をもつこと

③よき幕賓を持つこと

 

出会う人に恵まれよ、といったところでしょうか。

この3つをクリアするためには知識や金銭といったものより、付き合うべき人間の見極めやその本人が放つオーラともいうべきものに左右される。曖昧ながらかなり奥深く、これ!というべき答えもない。

学校の科目になったらテストが成り立たないだろう。

 

ベースとなっているものは安岡正篤の考えで、「胆識」が大事だと綴っている。知識だけでは意味がない。知識と精神的活動が結びつき見識になり、それを実践する判断力を持ったときに胆識になるという。

 

「つまらない本を100冊読むよりも、優れた本を100回読んだ方がはるかにためになる」「百冊の本を読むより百人の人間に会え」

書いたらきりがないくらいの格言が散りばめられていて、印をつけるときりがなくなるが、印がなくても覚えてるくらい、またそれが実際に行動に移せたときにこの本を読んだ意味が見出せるのだろう。

 

記憶力の悪い私は100回で済むだろうか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シングルタスク

日本で働いてるビジネスマンのほとんどが、1日に多数の案件を抱えて仕事をしているのではないだろうか。担当するお客様が多ければ多いほど同時進行で対応しなくてはならない場面が増える。言わば、マルチタスクでの仕事が当たり前とも言える環境だ。

私もその一人で、1日に何件もの対応に追われ気づけば夕方、ちょっと気を抜くと深夜になる。

ただ、果たしてその働き方は本当に効率良いものなのか。私たちが行なっているマルチタスクでの対応ができれなければ仕事ができないという烙印を押されてしまうのだろうか。

 

こういったマルチタスクに対する仕事の姿勢が本当にいいのか疑問を問いかけ、ひとつのことだけに取り組みシングルタスクを提唱しているのがこの本。

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著者は自身の経験から、同時に仕事をこなしそこそこの結果にするより、1つに集中して確実な結果を残すべきだと考え、それを「一点集中術」と言っている。

 

何かに取り組んでいるときには、それ以外は気にしない。電話が入ったり、上司の依頼がきても、優先順位を把握して無理なときは無理ということ。

自分が今日1日、何かに集中して取り組まないといけないのか、シングルタスクを意識すると1日を振り返った際に1日何してたんだっけ?ということはなくなる。

 

1日に1つの仕事しかしないことをシングルタスクというのではなく、1つの仕事に集中して取り組みことをシングルタスクというのだと思う。

そして、その集中するためには身の回り環境や習慣を変える必要があり、それをどうすればいいかのヒントを与えてくれている。

 

もっと効率的に、さらに成績をあげるための考え方の鍵がちりばめられたような本だと思う。

 

 

 

 

 

安岡正篤 人生を拓く

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戦前から昭和にかけて、歴代の首相も頼ったと言われてる思想家である安岡正篤氏の提言をまとめた本。人間という存在が何のためいるのかというかなり根源的な問いに対する考えなど、ビジネスとか人間関係とかそういった枠組みを超えた「生きるとは」ということについて考えるきっかけを与えてくれる内容。

ただ、この方の思考や思想を理解しようと思うと本一冊じゃ意味がないと思われる。

何回も読んで、血となり肉となってはじめて意味が出てくるのかなと思うと、簡単にこの本について自分が何を思っているか書きにくい。とても奥が深い。

 

そのなかでも完結でわかりやすい、いい言葉があった。

「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」

 

いつ死ぬかわからない今を一生懸命生きないと、いつ命が散ってしまうかわからない。

本のなかに、瀬戸山光男氏という代議士の方の死に際の話がでていた。死の直前になったときに、もう人生でやることをやったためこれ以上生きる必要とないと、清々しく話をしていたという。

きっと、それが全力で生き抜いた人の最期なんだというなと思う。

 

そんなことを考えて銀座をぶらつく3連休の最終日。

 

 

 

ビジネスエリートがやっている最強の食べ方

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 夏が終わってこれから寒くなるにつれて飲み会やら何やらで食事の量は多くなるもの。

冬を越し、また春になりTシャツ姿になり、腰まわりに見覚えのない脂肪という浮き輪が装備されていることに気づく。こんなことを繰り返して社会人はだらしのない体に仕上がっていく。

 

特別にムキムキというわけではないが、私は大学を卒業して社会人になるときに見た目は常にかっこよく、また365日健康でいたいと考え、週2回以上のジムは欠かささず通った。

スリムだった会社の同期が年々でかくなっているのを見ては、みんなは太っていくことに対して抵抗感はないのか不思議に感じていた。久しぶりに会うと時の経過を感じるようでちょっと切ない気持ちになる。

 

そんな働く同期の人たちにこの本を読んでもらいたい。

いかついイラストの表紙だが、別に男性に限る話ではない。食事をするにあたって、マクロ管理法という考えを取り入れて1日に摂取すべきカロリーを計算し、そこからどのくらいタンパク質、脂質、炭水化物を取り入れるべきかを書いた内容になっている。

 

  食事管理には5つのプロセスに分かれるらしい。

1.基礎代謝を計る

2.1日の消費カロリーを計算する

3.摂取すべきカロリーを出す

4.各栄養素を毎日何gずつとればいいかを計算する

5.それを食べる

 

正直、私もちょっと前まで「カロリー計算ならともかく、栄養素まで計算するのはボディビルダーがすることだ」と思っていた。運動していれば、ある程度何食べもいいと。

この本の中で、「どれだけいい運動も、悪い食習慣は倒せない」と言っているが共感した。

それは毎週ジムに2回以上通っているのに思ったような体になっていない自分が証明していたからだ。

 

別に、西洋の彫刻のような体まではなる必要はないとは思う。なりたいけど。

ただこれからさらに寿命が長くなると考えられる日本で、いわゆる健康寿命を伸ばすためには日頃の食事に対する考えを改める必要がある。

 

生きる基本である「食べる」ということを見直してみては如何であろうか。