築地と豊洲の間から

東京湾沿いから、趣味の読書と食べ物について書いてみます。

美女と野球

 

f:id:knight76:20180818094916j:image

うちにはDVDプレーヤーがない。あるのは15年前に親に買ってもらったシャープ製の液晶テレビ。当時は世界の亀山工場で作った最新鋭のテレビも古すぎてまともに見れなくなっている。

そんな環境で生活していたこともありDVDを借りて映画を見ることなんてなかったがamazonのプライム会員になった状況が一変した。いつでも映画が見れる状態になってしまったのだ。

なかったらなかったで困らないものも、あれば使ってしまう。昔から自分の部屋では欲に負けて何もできなくなる質だった。なんでも。

今年のゴールデンウィークだったと思う。外出する予定だったのがついiPhoneに手が伸び、映画を選んでいる自分がいた。その時に見たのが「SCOOP!」という映画だった。福山雅治主演でスクープ記事を狙っているパパラッチの映画だった。映画全体的にどこと怪しげな雰囲気は、そのストーリーが醸し出すものだったと思うが、際立ってどんよりした雰囲気を出していたのがリリーフランキーの役だった。ひ弱そうだがケンカがやたら強いチンピラの役で、ストーリーの大きな鍵を握っている人物だった。

あ、そうなるの?ってくらい豹変する役にその少し前に見た「そして父になる」とのギャップを感じ得なかった。

 

その時15年前に見た番組を思い出した。ココリコミラクルタイプという番組だ。ココリコが一般人から投稿があったおかしい体験をコントっぽく演じるコメディ番組だが、確かそれにもリリーフランキーは出ていた。当時中学生だった私は変なおじさんがひな壇にいるくらいしか思ってなかったが、当時から活躍したいたこの人に妙な魅力は感じた。よく知らなかったが、作家であるこの人がどんな本を書いてるのか気になりすぎて手に取ったのが「美女と野球」だった。リリー氏のエッセイ本だ。

 

98年、横浜ベイスターズが優勝した年に書かれたこの本の内容は、まぁ下ネタだらけだった。時代だからだろうか、今書いても出版できないんじゃない?というレベル。しかしながら全然いやらしさは感じない。むっつりじゃないからだろうか、電車の中で読んで、隣に美人が来て横目で見られても全然気にしない。人によるか。

本の一部に母が病気になり、田舎から東京に来るという話があったが、きっとその後に出版された「東京タワー」の元になった内容だろう。次は東京タワーも読んでみようかな。

 

私は本の中でもノンフィクションが好きだ。実際に体験したことは、文章に起こした時に力が宿っている気がして、飲み込まれる感じがする。

実はこの本で一番グッとした表現をしていた箇所がある、あとがきだ。

05年にこの本が文庫本になった時に著者が書いた表現は、それ以前に書いた表現とはまるで違うものを感じた。ちょっと書きたくてもかけない。すごく素敵な表現だった。嵐がきている車の中でそんなこと考えられるのか、私ならきっとただひたすらに帰りたいとしか思わない。

 

15年前、テレビでひな壇で変なことばっか話していたおじさんは、こんなにも文才がある人だったのか、なめていた。

 

 

 

男は顔が名刺

f:id:knight76:20180814183300p:image

人が持つ性格を、雰囲気とか顔で判断することが多い。

 

特に仕事に関わる人たちは自分の独断と偏見で「あ、この人こんな性格かな」とか「ここまでだったら怒らなそう」とか決めつける。ほとんど20歳以上離れた年上の人たちだから、こんな若僧に勝手に性格を決めつけられてると知られたらきっと呆れる。

 

こんなことを思うようになったのが、8年くらいに会ったとFというおじさんが発端だった。

大学3年で就活をしていた私はどうしても総合商社に入りたいがために、様々な社会人とアポをとり話を聞きに行った。大学のOBや、そのOBから紹介してくれた現役社員など様々な人たちと会って話をさせてもらった。今となっては何を聞いたのかも覚えていないが、みなさん大人の余裕がある、雰囲気のある人たちだった。

そんな中、とあるきっかけで知り合ったのがFだった。50歳くらいだろうか、名刺をもらったが自分の名前しか書いていなかった。会社の肩書きなどいらぬということなのか。とても斬新だ。ただ顔には胡散臭株式会社と書いてるくらい怪しいオーラを出していた。声が甲高いのも怪しい。その人はとある政治家と精通しているようで、いわばスネ夫みたいなポジションの人のようだった。

「君、どこの会社に入りたいの?」

「Mという会社に興味がありまして…」

「そうなんだ、そこの会社の人事部の部長が、僕の知り合いの知り合いのなんだ。なんとかしてあげるよ」

ちょっと遠くない?そんな力あるのこの人。と思いながら、当時は藁にもすがる思いの学生の私は、もしかしたら強力なコネになるのではと淡い期待をしていた。

Fは私をさまざまな場所に連れ出した。会社経営者の集まり、貴婦人が集まりそうなお茶会、大学の講演会…これは意味があるのか?という人たちにも挨拶をするように言われてその通りにしていた。

貴婦人の集まりに呼ばれた段階で、「このおっさん、何考えてるんだ?」と疑い始めたが、Mの人事部長の知り合いの知り合いに会ってる時にその胡散臭さは確実なものとなった。

「あの、この学生にMの人事部長を紹介してくれないか?」

「F、きみはまだそんなことをしているのか。君もいい歳なんだから、ちゃんと職に着かなきゃダメだよ」

え、このおっさん無職だったの?だから名刺に会社なかったの?

「こういった紹介業も仕事の一環なんだよ、頼むよ。」

「悪いけど、そういったことはできないよ。君、この人に何言われたか知らないけど、実力で頑張りな」

状況を飲み込むまでに時間かかったが、そのFは就活生に行きたい企業の人を紹介して紹介料をとるような商売をしていたおっさんだった。まんまと騙されるところだったようだった。

帰り道、駅のトイレの鏡にうつるFの顔は変わらずの胡散臭さが漂っていた。そして、突如としてその場でカツラをとってポジションを直していた時の衝撃はなかなか忘れられなかった。

 

しょうもない体験から、顔とか雰囲気で人を判断することになった。ただ、それはあながち間違っていなかったのかもしれない。

人は顔で判断されるもの、いつも怒ってるような人には本当は性格がいいのかもしれないが近づきにくくなる。

 

自分の顔はどうなのか、改めて鏡を見て見る。

うーん、胡散臭い。

 

 

 

 

 

「読ませる」ための文章センスが身につく本

f:id:knight76:20180722211146p:image

どうしたら人に文章を読んでもらえるか。

どんな立場であれ、文章を書く人であれば意識するところでしょう。私も文章を書くようになり、改めて難しいと悩んでいる。

今回はその悩みに一筋の光を当ててくれるのでは…という想いからこの本を選んだ。

 

読んでもらわなければ、はじまらない。

はじめに、に書かれているこの文に内容を凝縮されている。どんなに、良い文章書いても読んでくれなかったら、意味がない。非常に悲しい。書くからには読んで欲しい。

 

では、どんな文章が読んでくれる文章なのか。それは「ツヤ」のある文章かどうかのようです。ちょっと難しい表現だが、爽やかさを感じる文章の調子、パッと見て抵抗なく入っていけるような文字の並び、何かあるんじゃないかと思わせる間の持たせ方、読んで良かったと思えるオチの納得感、こういったもののようだ。その方法として、40の技を提案している。

 

①つかむ

・「断定される」と価値がありそうに見える

・「など」「ほう」「とか」を排除する

・「保身」は読み手に見抜かれる、予防線は張るな。

  「先回し」の言い回しを軽はずみにしてはいけない。文章の明朗さが大切。

   小細工はせず、言いたいことをストレートに書いた方が、伝わる。

・「期待感」がないと「読めない」

心理的距離は「人称」で変わる

 主語「私」は入れない、「書かなくてもわかることは書かない」のが読ませる文章の鉄則。二人称は距離を詰める、三人称は距離を取る。

・みんな読むことに障害があることを認識する

 「負荷の低い文章」を作る、目標は「小学生でもわかる」文章

 

②のせる

安心させる「これから」ナビゲーション

・当機は◯◯へ向かって飛行中です

 最終的な目的地はどこなのか、通過地点もナビゲーションする。「問い→答え、問い→答え」というシンプルな流れは、書く側にも読む側にも、非常に都合がいい。

・必要なのは「正しさ」ではなく、「納得感」

・「実感と共感」を埋め込む

 実感があるから、話に迫力が生まれる。「共感」してもらうためには敷居が低くなくてはならない。

・「実感」を得る要素=自分の体験したこと、深く関わっていること

・「共感」を得る要素=誰でも体験していること、よく見聞きする話

  鳥の目(統計データなど、社説)と、虫の目(自分の体験、コラム)

・「意味のかたまり」で引き込む

  引っかかりもまごつきもなく、短時間で読んでもらうためには、パッと見た瞬間に把握できるような意味のかたまりを作る。

・文章も「イケメン」の方がいい

 字面とは、文字の並びを見たときのなんとなく受ける印象

・何度も文章をチェックして誤字脱字をゼロにしたり、「お経」をなくしたりといった基本的なことの方がはるかに大切

 

③転がす

・文章を綴るに使える作文記号

・「リズム」より「抑揚」

・「緊張」と「緩和」を作る

  活字だけでコミュニケーションしていると、いつかケンカになる。

・表現のインフレを避ける

  山場はひとつだけ、テンションをあげすぎないこと、盛り上げすぎないために「!」は使わない。

・「愛してる」より「声が聞きたい」

 必要以上に具体的に書く、抽象化は伝わらない

 

④落とす

・「仕切り直し」のため必殺フレーズ

  「終わりっぽい文章」を皮膚感覚として身につけること

・対象そのものより、その「影」を書く

 

テクニックだけ記載したが、これらにまつわるエピソードを読むとさらにこれらのテクニックを身に感じることができる。

 

良い文章を書くには、良い文章を読みこなして、どんな表現があるのか身につけるしかない。そして、テクニックを意識して書き続ける。それが、読んでもらえる文章を書く近道に思える。

 

 

 

 

 

 

バカでも稼げる「米国株」高配当投資

 

この本を見つけたのはツイッターがきっかけだった。為替関係のフォローを見ているときに、誰かがこの著者の言葉をリツイートしたのを発見した。その言葉の内容は今は覚えていないが、正論(だったような)でとても毒舌だったのが印象的。それからブログを読むようになり、本が出版されるということで購買に至った。

本の内容は米国株に特化した内容。なぜ、日本株ではなく米国株なのか、そして米国株のなかでもどのような株に投資すべきなのか。わかりやすく、そして口は悪く、記されている。

以下、内容について気になるところを箇条書き。

・S&P500ETFへの投資推奨:基本はこれに投資で問題ない。だが多くの人はこれに投資しない。

強み…少額投資可能、市場平均と同等のパフォーマンスが期待、簡単

弱み…割高、市場平均には勝てない、弱気相場では負け続けるかも。

・情報源:WSJ、ロイター、ブルームバーグ、普通のものをちゃんと読むこと。特別なことはない。

・債権より株式の方が過去のデータから見るにリターンが大きい。

・配当投資を考えるなら、アメリカが一番。ここが一番のメリット。

・著者が選ぶ株の特徴

強み…安定した配当、弱気相場、割安な株を買い増しできる、市場平均よりパフォーマンスよし。

弱み…幅広く分散できない、強気相場に弱い、市場平均に負ける可能性あり、個別銘柄の倒産リスクあり

・安定したキャッシュフロー、還元に積極的な企業が狙い。これらがマナーマシンに必要。

・8〜16社への分散投資

・どんなに優良な株でも10年に1度は30〜50%の暴落をする。

・ピケティが証明する資本主義の残酷さ。

・決められたルールに従って定期的にリバランスすること。

 

すごく簡単にこんな感じです。

すぐに金持ちになる人はいない、長期目線を持った時に、マネーマシンを作ることができる。

 

 

 

勝つ投資 負けない投資

f:id:knight76:20180526130325p:image

個人投資家機関投資家と比較した際に、どこを強みとして挑むことができるのか。

投資家になるとはどうゆうことか。

 

機関投資家の弱点

・機動力のなさ。透明性と説明責任が発生するためルールが多様。

流動性に乏しい銘柄には投資しないということもあげられる。

・フルインベストメントの原理。現金の保持率は決まっている、常に運用し続けなくてはならない。

 

戦艦(機関投資家)が動く前に駆逐艦個人投資家)は動きやすい。

 

・大きく儲けたい、楽して稼ぎたいという発想からやり方を決めるのはよくない。

・割安な株に投資をする、ただし割安な定義は時間とともに変遷する。

決算短信で出てくる数値は最も分かりやすい。

・投資している企業の成長ストーリー(業績予想)が変わらない限り、企業価値(目標株価)は変わらない。よって足下の株価が下落しているかといって、見方が変わることはない。

・株価は別の言葉でいうと、時価総額企業価値

キャッシュフローから導き出される理論株価に対して、割高なのか、割安なのかを議論すべき。

・投機=確率にお金を投じること、投資=価値にお金を投じること

・リスクとリターンの考え方。振れ幅がないところから得られるものは何もない。

日本株、特に中小型株などは、ウォッチしている投資家が少ない。情報の効率性が低い状態で放置されている銘柄が多数ある。

・情報が非効率なところで戦った方がリターンを得やすい。

・情報が非効率な状態で投資を行ない、多くの投資家が注目するようになったら売却。

 

○財務諸表の簡単な確認ポイント

損益計算書:売り上げ、営業利益

貸借対照表:資産の部は、棚卸在庫、売掛金。負債の部、短期・長期借入金、資本の部、ネットDEレシオ(短期・長期借入金ー資産の現金/資本の部)

 

市場には、ブル(強気)とベア(弱気)がいるが、カモという存在もいる。

 

 

 

残酷すぎる成功方法

f:id:knight76:20180506123239j:imagef:id:knight76:20180506123239j:image

タイトルだけ読むと、ありきたりな成功哲学本のように思えるが、この本の良いところは学術論文で裏付けされた確率の高いものであるということ。数々の参照例があるため、全体のページはかなりぶ厚め。ただ、内容はとても参考になるものが多いためスラスラ読める。

個人的に気になるポイントをまとめてないが下記にピックアップした。

 

序章:なぜ、「成功する人の条件」を誰もが勘違いしているのか

・本当のところ、実社会で成功を生みだす要素はいったい何なのか

・何をもって成功と定義するかはあなた次第だ。

・「いい人は勝てない」のか、それとも「最後はいい人が勝つ」のか

・自身こが勝利を引き寄せるのか?自信が妄想に過ぎないのはどんなときか?

・仕事量がすべてなのか、ワーク・ライフ・バランスを考えた方がいいのか?

こうした成功にまつわる神話を検証する。

 

第一章:成功するにはエリートコースを目指すべき?

・ルールに従う生き方は、成功を生まない。良くも悪くも両極端を排除するからだ。

・ウィンストンチャーチルはイギリスの首相になるはずがない男だった。

・偉大なリーダーの条件は何だろうか?

・第一のタイプは、チェンバレンのように政治家になる正規のコースで昇進を重ねる

・第二のタイプは、正規のコースを経ずに指導者になった「ふるいにかけられていない」リーダー

・なぜ怪物の一部は有望となり、ほかの怪物は望みなしに終わるのか。なぜ一部の人は才能ある変人となり、ほかの者はただの変人で終わるのか。

・実社会でどんな人でもできる「増強装置」の使い方

・人生でもっと成功するために、この理論をどう役立てたらいいでしょう?

・まず第一に、自分自身を知ること。汝自身を知れ。

・自分が得手とし、一貫して臨んだ成果が得られているものは何か?

・第二のステップとして、「自分に合った環境を選べ」

・私たちが”池”を賢く選択すれば、自分のタイプ(ふるいにかけられた/かけられていない)、強み、環境(コンテクスト)を十二分に活用でき、計り知れないプラスの力を生み出せる。

 

第2章:「いい人」は成功できない?

・人を欺きルールを破る人間の方が成功するのだろうか?世の中は公平だろうか?いい人は成功できるのか、それともカモにされるのがおちなのか?やはり「正直者はばかを見る」のだろうか?

・人々を対象に成功をもたらす要素は何かと尋ねれば、「努力」という回答が一位になる。ところが研究によると、それは大外れだという。

・仕事を順調に維持している者、仕事を失った者の双方を調査した結果、次の教訓が得られた。上司を機嫌よくさせておければ、実際の仕事ぶりはあまり重要ではない。また逆に上司の機嫌を損ねたら、どんなに仕事で業績をあげてても事態は好転しない。

・誰かが親切すぎると、その人物はきっと能力が低いのだと推測する傾向がある

・働きに見合う給料をもらっていないと感じていることも、心臓発作のリスクを高める。

・行いには「良いこと」「悪いこと」「みんながやっていること」の三つがある。

・ある調査で、職場、運動チーム、家族等、さまざまな関係で周囲の人に最も望む特性は何かと尋ねたところ、答えは一貫して、「信頼性」だった。

・「マッチャー(与えることと、受け取ることのバランスを取ろうとするタイプ)」と、「テイカー(与えるより多くを受け取ろうとするタイプ)」は中間に位置するという。ギバーは成功に最も近い位置と最も遠い位置の双方にいた。

エビデンスからわかる最強の対人ルール

・1.自分に合った”池”を選ぶ

・2.まず協調する

・3.無私無欲は聖人ではなく愚人である

・4.懸命に働き、そのことを周囲に知ってもらう

・5.長期視点で考え、相手にも長期的視点で考えさせる

・6.許す

 

第3章:勝者は決してあきらめず、切り替えの早い者は勝てないのか?

・楽観主義者と悲観主義者では、世界の見方に天と地ほどの開きがある。セリグマンはそれを「説明スタイル」と呼び、永続性、普遍性、個人度という3つのによって説明した。

・恐怖に耐えて生き続けられる者は、生きる意味を見出してる者だと悟った。(アウシュビッツの話より)

・周りを照らす者は、自らを燃焼させなければならない

・子供が家族史を知っているかどうかが、最も有効な指標になることを発見した。ストーリーの拠り所になるからだ。

・ストーリーがあなたにとって有意義でさえあれば、それが協力な励みになる。

・では、どうやって自分なりのストーリーを見つけるか?とてもシンプルな方法がある。それは自分の死について考えることだ。

・「自分の死がそう遠くないと意識することは、人生の折々に重大な選択をするときに、最も役立つ判断基準になった」

・自分のストーリーを編集したら、次にどうするべきか?役を演じ切ることだ。

・「いい人になる前に、いい行いをする」

・「我々は、表向き装う者になっていく。だから何者を装うかに慎重を期する必要がある」

・「騎士になりたければ、騎士のように振る舞え」

・仕事はなぜ、面白くないのだろう?じつはその答えは極めて単純だ。今日私たちの知っている仕事はつまらないゲームだからだ。

・生活にゲームの仕組みを活かせば、退屈な瞬間を愉快なものに変えられる。これを応用すれば、私たちは俄然仕事に打ち込めるようになり、人生でも成功をおさめられるだろう。

・1.勝てること(winnnable)

・2.斬新な課題(Novel)/仕事を面白くするには、課題を加えること。その行為に意味を持たせ、没頭するには、自分たちの爪痕を残したい。

・3.目標(Goal)

・4.フィードバック:各企業内での調査によると、社員に意欲を起こさる最善の方法は、毎日の仕事で、容易に進歩が得られるようにすることでした。要するに、すぐれたゲームはたえず直接的なフィードバックを与えることにより、人々にプレーを続けさせる。

・もしあなたが1日1時間の訓練を積んだら、計1万時間に到達するには27.4年かかる。ところがあまり重要でないことをあきら、1日4時間特訓するなら、6.8年で1万時間に達する。この差は大きい。

・自分が最もやりたいこと、自分、あるいは周囲の人も、最も喜びをもたらすこと、そして最も生産的なことなのです。

・運のいい人の性質:彼らは直観に従い、前向きにものごとを試す。それが直観を研ぎ澄ます。

・人は「やらなかったことを最も後悔する」ということわざは真実である。

・目標を夢見た後にこう考える「夢を実現する道のりに立ちはだかるものは何か?それを克服するにはどうすればいい?」

・WOOP(心理対比)W(wish),O(outcome),O(obstacle),P(plan)目標に適用できる法則

 

第4章:なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか

・飲酒が収入の増加をもたらす。飲酒=社会活動、社会関係資本の増加

・会社は従業員採用時にネットワークの規模を重要視した方がいい。

・お金を稼ぐ:外向的>内向的

・1万時間の法則:内向的な人の方が達成しやすい

・優秀な人はIQが高いかではなく、内向性である

・友達とは自ら選んだ家族なのである

・有能だが不愉快な人より、気が利かない優しい人と働きたいと思う

・友達つくりを「やりたいこと」から「必ずやること」に格上げする

・自分が入るグループは賢明に選ぶべき。

・何等かの分野第一人者になるには、方法は一つ。よきメンターにつくこと。

・論争をなくしいい結果を得る4つのルール

1.落ち着いて、ゆったりしたペースで話す

2.傾聴する

3.相手の気持ちにラベルを貼る

4.相手に考えさせる

・感謝こそ幸福をもたらす最強の兵器であり、また、長続きをする人間関係の礎。

 

第5章:「できる」と自信を持つのには効果がある?

・リーダーシップの秘訣はその役になりきる、演技をすること

・他者を欺くものは、自分も欺くようになる

・謙虚の利点:現実の把握、傲慢にならない⇒ネガティブにも意味はある。

・成功=楽観と悲観のハイブリッドが必要

・自信にかわる概念=セルフコンパッション(自分への思いやり)

・自分の失敗とフラストレーションを認める

・自信のジレンマを解決する

1.自分を信じること以上に許すこと

2.自尊心を自然なレベルに

3.それでも高めたいなら獲得/小さな勝利の積み重ね

4.インチキはしない

 

第6章:仕事バカ…それともワークライフバランス

・人並みはずれた精勤ぶりは至福をもたらすか、結論はイエス

・何かを達成した人は目標に向けて人生全体を体系化し、没頭する必要ががある。

・企業で成功する秘訣「活力とスタミナ」

・人には限界がある。バランスとれた豊かな人生を築くには自分のキャリアに加えて支えになる最愛の人々が欠かせない

・遊び心と陽気さは仕事と相関関係。いやそれ以上。

・給与や昇進より、楽しい職場で働ける方が重要。

・仕事量が増加すると質に支障がでる。同時に生活の質も下がる。

・80:20の法則(ピータードラッガー)利益の80%は20%の顧客。

・時間ではなく、エネルギーことすぐれたパフォーマンスを生み出す基本通貨。

・成功の定義が必要。人生で何を望んでいるのか。

・幸福の想定値

1.幸福感=楽しむ

2.達成感=目標を達成する

3.存在意義=他者のためにやくにたつ

4.育成=伝える

 

・計画=これが一番重要。(チンギスハンの話)

・ストレス軽減方法=計画を立てること。

・自分でコントロールできることがストレスレスになる。

1.時間の使い方を調査する/一番効率が悪い時間はいつか?

2.上司と話す

3.TODOリストの落とし穴にきづく。すべて予定表に落とし込む。

4.自分がおかれた状況をコントロールする。

5.1日を首尾よく予定した時間に終えよう。

 

・最も大事なこと「調整すること(adjustment)」

・どんな人間か、どんな人間を目指したいかの2つを加味してバランスをとること

 

成功の定義は自分でしなくてはならない。

それはお金だけが全てではないこともこの本では紹介している。

汝己を知れ、これが全てのスタートであり、全ての答えでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未必のマクベス

f:id:knight76:20180212231342j:image

本を選ぶときの基準は、本屋に行ってなるべく目立つように置いてある本を選ぶようにしている。それが一番良い本に会う確率が高いからだ。そして特に小説を選ぶ際にはこの手法を重んじるし、本屋によってどの本を強調させるかは全然違う。

 

六本木のブックファーストをたまたま通ったとき、目に入ったのがこの本。

やけにお店のPOPが目に入って気づいたらレジに並んでいた。

 

ICカードを販売する企業を舞台に、ちょっとした偶然から海外のグループ会社に出向になる。その会社は仕事をせずにお金だけが流れている半ばペーパーカンパニーにようなところであった。その会社の秘密を解いていくうちに、自分の高校時代の思い出が関係していることがわかっていく。

 

現実的には有り得なさそうな話ではあるが、もし仮に自分が主人公の立場であったときにどのような行動をとるだろうか。働いてるからこそ、ちょっとリアリティを感じてしまうこところがある。

 

昔から「女とお金には気をつけろ」と言われて育てられた。それは性格も変わるし、友人も無くしてしてしまう可能性があるからだ。まさにこの本は「女とお金には気をつけろ」を象徴したような内容であった。

途中から話が一気に飛躍する感じは、主人公の感情、性格を別人にしている。次の流れが気になりするぎて文庫600ページはすぐに読破できた。

 

好きな人のためには、尋常とは違う行動をとってしまうものだ。それが20年来の初恋の人の依頼だったら余計にそうなる。流石に犯罪まではいかないと思うが、みんな同じような経験があるのではと思う。

 

10年前の高校の記憶は徐々薄れているし、同じような立場になったとして初恋の人をここまで気にすることもないだろうと思うが、「もし」自分だったを考えさせられる小説は、とても良い本なんだと思う。